酒と開発の日々

飲酒大好き駆け出しエンジニアのブログ

軽率に1on1を受けたらとても凄かった話

みなさんおはこんばんにちは。ぐーどらです。先日ひょんなことから腕立て伏せをやることになり、膝つきで10回やったら胸筋と背筋がバキバキになりました。どう見ても運動不足です。本当にありがとうございました。

軽率に1on1を頼んでみた。

さて、本日は軽率に1on1をお願いしたらとても悩みがスッキリしたので、備忘録とお礼を兼ねて記事を書こうと思い立ちました。

今回マネージャー役として来ていただいたのは株式会社ゆめみのエンジニアリングマネージャー、果物リンさんです。

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僕が軽率に1on1して頂きたいとつぶやいた直後くらいに、リンさん自身が「1on1してもらいたい人いるかなあ」とつぶやかれていたので、軽率に依頼させて頂きました。

結論から言うと最高オブ最高で、自分の中で全く出口が見えなかった悩みが綺麗にリファクタリングされてしまいました。リンさん本当にマネージャー歴半年ですか?

解消したこと

今回の1on1で相談した題材は2つあり

  • 市場価値の高いエンジニアになるためのアプローチについて
  • 転職活動を開始する時期について

です。終わってから考察してみると一人で考えていた時には要因を正しく分解分析できていなかったことと、自分が持っている視点が足りていなかったために深みにハマっていたようです。

市場価値の高いエンジニアになるためのアプローチについて

今現在の僕はある程度のキャリアプランを持っているのですが、そのプランは僕のロールモデルとなる方々を参考にしています。そしてその人達の共通項として、「自分で仕事を選べる、もしくは作れる」という状態が共通していることから、10年後には自身がその状態になっていることが現在の目標です。その目標から逆算し、2021年以内にはフルスタックな経験を積んだエンジニアになっていることを今までマイルストーンとしていました。

逆算の仕方としては非常に大雑把なのですが、仕事を選べる状態=市場価値の高い状態=フルスタックエンジニアという考え方を以前しており、今日までその考えを疑うことをしていませんでした。

しかし今回の1on1によりまず一つ目のパラダイムシフトが発生し、そもそも市場価値の高い状態=フルスタックエンジニアではない、という視点の変化が発生しました。フルスタックな経験そのものは市場価値の高い状態の1要素でしかなく、市場価値の高い状態には考えの至っていない要素が他にあるという気付きを得ることができたのです。

1on1により明らかになった当時僕が考えていた市場価値の高い状態は「バイネームで仕事を紹介してもらえるようになっていること」であり、フルスタックなエンジニアという中間目標では、最終目標に対しての最適なアプローチではないということを気づかせてもらえました。今回の1on1により目標に対するズレと考えが足りていない要素を認識させてもらったことで、僕の考える市場価値の高い状態へのアプローチをより視野が広いものへと再設定することができました。

また、1on1をしてもらってから気がついたのですが、市場価値の高い状態に「有名であること」という視点が抜け落ちており、それを認識&可視化してもらえたこともとても凄いと感じました。

現職を転職する時期について

こちらのテーマは最近特に悩み化していた状態で、一人で時間を使ったり友人に相談したりしつつも納得の行く答えにたどり着けていなかった状態が1on1前でした。

葛藤していたポイントを纏めると、最近の業務を通して感じる成長感があまり無いため、成長感を感じることのできる環境へ転職をしたいという欲求に対し、現職も不満ばかりではなく自分に合っている部分もあると感じていることもや、転職をしてから半年という短い期間での再転職を行うことへのリスクもあることから今後どのように行動をしていくのか決めかねる状況でした。

こちらの悩みについてのパラダイムシフトはそもそも現職に対する合う合わないの価値基準は入社前に良く調べ上げることでほとんど解消出来る条件ばかりであるという視点を得られたことです。転職活動を行う際のリスクについても自身の行動次第でリスクヘッジが可能という気づきを得ることが出来たため、後はリスクを取り行動をするのかしないのかという選択まで落とし込むことが出来ました。

また今回の1on1では勉強会に参加することは書類に書ける具体的なアクションである気づきを得ました。「勉強会に行くエンジニアの数を社内のエンジニアの人数で割ってみなよ。10%くらいじゃない?」と言われ実際に数えたところ、確かに現職では10%を切っていました。(自分以外に勉強会に行く人を聞いたことがなかったため、厳密には参加している人もいるかも知れませんが)僕個人が勉強会に参加する大きな理由の一つは自分より歳下で経験豊富な人材は数多くいる事実を強く認識しているからで、要は「現状自分の市場価値は最底辺クラス」と思っているためです。自分で設定するキャリアプランの達成のためには効率よく学習を行う必要があり、その一つの手段が勉強会に参加することと考えていたため、他人と比較して珍しいことをやっている自覚は全くありませんでした。

リンさんの1on1ここが凄かった

御本人には1on1して頂いた後のアンケートを既に提出したのですが、改めて考えてみるとさらに良いところを幾つか思いついたので、改めて掲載させていただきます。

  • リンさんの傾聴スキルが高く、発言に対し「否定されているかも?」と感じることが全く無かった。
  • あらかじめある程度の関係性を築けていた前提と的確な質問を投げかけられたことにより、ポイントとなる僕個人が大切に感じている価値観であったり、考え方を1on1の場ですんなりと言語化することが出来た。
  • 要所要所で「大切なポイントですね」「わかるぅー」などの承認的な態度を取って頂けたため、発言に対しての心理的ハードルがどんどん下がっていった。
  • こちらの反応を見て発言してもらえるタイミングがありながら、発言を遮られたと感じる場面はなく対話のテンポがとても良かった。
  • 転職に関する知見が凄く、発言のタイミングが良いことも重なりとてもスムーズに内容が腹落ちした。

受けてみた雑感

…本当にマネージャー半年です?(2回め)良く考えていることではあったのですが、感じていることを何かに書き出す、具体的な要素に分解していくというプロセスを実行することはとても思考の整理に繋がると再認識も出来ました。今後思考のアウトプットに詰まったらフリーハンドでもノートに書き出すという具体的な行動として日常に取り込んでみようと思いました。

リンさんの1on1すごいぞ

具体的なアクション

  • 7/21期限でスキルシートと職務経歴書の用意。
  • T字型人材(専門を持ちつつ責任範囲以外のことを知っている状態)を目指すことと有名になるという視点を忘れない

というわけで転職やっていき勢化しました。転職エントリーに関しては別記事で記載することにします。それではまた~。